仕事始め

新年の三が日も無事終わり、本日は“仕事始め”ということで、会社の開運を祈る新春御祈念が朝から続きました。
さて“新年”を、祝詞では“改玉(あらたま)の年”と表現します。
“あらたま”は“新玉”“粗玉”“荒玉”とも書き表わし、掘り出したままで磨かれていない玉という意味を持ちます。
つまり、まだ磨きあげられてない年、これから一年かけて大切に磨きあげていく年というわけです。
また“あらたま”は春、月、日などの枕詞でもあります。
時の流れを大切にする昔の人々の思いが溢れた素晴らしい言葉ですね。

ところで、皆様はお雑煮をいただきましたか?
元来雑煮は、神様にお供えした御神酒や神饌(しんせん)を祭典の後に下げ、祭典に携わった人たちで共に食べるという意味の“直会(なおらい)”といわれ、家族揃っていただいていました。
昔の人は、大晦日の夜“歳神様(としがみさま)”のために餅や魚、野菜などをお供えしました。
それを元旦の朝に下げ、若水(その年最初に汲まれたお水)で煮たものを家族揃って食べたのが、雑煮の始まりとされています。
神様へのお供え物をいただくということは、神様の御徳の込められた物をいただくという神聖な行事です。
人々は雑煮を食べて、ひととせの無病息災を祈りました。
また、雑煮をいただくときは常日頃使っている箸は使わず、白木の丸箸を使うのがしきたりです。
この箸は“柳箸”といわれるもので、白木を柳に見立てています。
柳は、どんな強い風にも耐えて折れないので縁起がよいとされ、また邪気を祓う聖木ともされています。
柳箸はふつうの箸と異なって、両端が丸く削られています。
これは、神様と一緒に食事をするという意味があり、一方を神様がお使いになり、もう一方を人間が使うといわれています。
お雑煮ひとつとっても、一昔前には神様と人間は共存していました。
今の世の中はどうでしょう。
言葉は“言霊(ことだま)”と言いますが、どうせ日本語を喋るのであれば正しい意味を理解し、心清らかに使いたいものです。

子(ね)の年。
正に“あらたま”の気持ちで、初心に帰って、この平成20年代のスタートを飾りましょう。
《本日の御教え》
改玉の年のはじめの今日よりは 萬の宝こころまかせに(教祖神詠)
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コメント
なるほど!
お箸、そういう意味があったのね。
またひとつ、ここでカシコになりました(^^)v
今年も良い年になりますように!
投稿 ひろぴ | 2008年1月 4日 (金) 23時58分