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2006年12月 5日 (火)

腹式呼吸

腹式呼吸

夕日があまりに美しかったので、皆様にお届けします。
携帯電話の写真で、ちゃんと伝わるか不安ですが…。

さて本日は、「静の御陽気修行」についてご案内します。

まず正座でもあぐらを組むのでも、椅子に座ってでもよろしいから、肩の力をぬいて下腹(おへその下辺り)に左の手のひらを当て、その上に右手をのせて楽にして下さい。
また、腰骨は真っすぐに背筋をすーっと伸ばしてあごは軽く引いて下さい。
そして、下腹をできるだけ引っ込ませて、背中にくっつくくらい、身体中の空気を全部出し切る思いで息を吐いて下さい。
吐き切りましたら、今度はゆっくりと下腹を前にぐ、ぐ、ぐーっと突き出して下さい。
自然に息が鼻から入ってきます。
これを何度も続けて下さい。
徐々に、吐いて吸う、吐いて吸うの動作、すなわち下腹を引っ込め、突き出し、また引っ込めては突き出す動作ができてきます。
この時、「有り難うございます、有り難うございます」と、声なき声で唱えながら息を吐きます。
身も心もリラックスして、調和のとれた時を迎えます。
教祖宗忠神が『長息(ながいき)は長生き』と御教えのところがこのことです。この時間を、私たちは「静の御陽気修行」と申しています。
苦しい時など、肩で息をするというように、肩を上下して息を吸うのに懸命の時は、人間の重心である心は上へ上がっていっています。
物でも、重心が上に上がると不安定でひっくり返る元です。
腹を立てることを頭に来ると言ったり、いざという時に上がってしまって実力が発揮できないというのもこの場合でありましょう。
それとは反対に、腹式呼吸、さらに「静の御陽気修行」をつとめている時は、心は身体の下に静かにおさまっています。
こういうことからも、この御陽気修行『鎮魂の行』―わが本心たる魂(天照大御神のご分心)を鎮める行ともいいます。
実は黒住教の祈りでは、昔から「中臣祓(なかとみのはらい)」といわれて千年の昔から日本人が神に祈る時につとめてきた美しいリズムの「大祓詞(おおはらえのことば)」を、声高らかに朗々と唱えます。
これは、日本語の原典ともいえるすべて母音語からなる大和言葉でできていますので、母音語の連続にふさわしく口をはっきりと開けて歯切れよく心地良いテンポで唱えることが大切です。
一人での大祓詞の朗唱もさることながら、教会所で、さらには黒住教本部・大教殿で、数千人の方々と唱和する時、その大祓詞はまさに“言霊(ことだま)”の働きをいかんなく発揮し、父祖伝来の清々しくも生き生きとした熱いものが湧き出ずるのを感得されるでありましょう。
この大祓詞を唱える時こそ、腹式呼吸でつとめることが大切です。
お祓いを上げる時は、息を吐いている時ですから、腹式呼吸でつとめていれば下腹は静かに引っ込んでいきます。
そして息が切れた時、あわてることなく、静かに時間をかけて下腹をぐ、ぐーっと突き出しますと息は入ってきます。
この繰り返しの中にお祓いを上げていくわけです。
そこに身も心も祓われるとともに、まさに神に通ずる祈りができるのです。

《本日の御教え》
  祓えどもまた祓えども祓えども 祓いがたきはいずる雲かな
  いずる雲ただそのままに置きぬれば また晴るるとき待つぞ楽しき
  有り難やあら面白や面白や 心の雲の晴れわたるとき (教祖神詠)

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